「第二の皮膚」というコンセプトを裏切らない「触感」をいかに量産レベルで実現するか。従来から心地よい触感をもたらすソフトフィール塗料が存在していましたが、ウレタン粒子から作られるこの塗料は、経年劣化してベタベタしてしまう加水分解が課題でした。しかし、幸運なことにMEDIA SKIN の開発と時を同じくして、塗料メーカーから耐加水分解性を持った新しいソフトフィール塗料の提案が舞い込んできたのでした。これで「第二の皮膚」の実現性が見え、最終的にMEDIA SKIN のブラックはソフトフィール塗料とシボ加工を組み合わせ、他の色はシリコン粒子を配合した塗料を用いて、コンセプトに相応しい触感を実現しました。MEDIA SKINは世界初の有機EL ディスプレイを搭載し、ワンセグ・おサイフケータイ搭載機として当時最薄を記録するなど技術面でも注目を浴びました。MEDIA SKINが発表された2007 年1 月は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品にINFOBAR、talby、neon、MEDIA SKINが選定され、初代iPhoneが米国で発表された時代の転換点でした。 【Awards】 2007年度グッドデザイン賞 金賞 2008 年度アジアデザイン賞 大賞(中・香港) 【Collections】 ニューヨーク近代美術館 – MoMA(米・ニューヨーク) デザインミュージアム(英・ロンドン) 出典:砂原哲(2017)『ケータイの形態学』六耀社

MEDIA SKIN(au Design project) カラー名称:オレンジ、ブラック、ホワイト、パステルブルー

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